レーザーはちょっと。。。でもシミが気になります。
診察中によくこのようなお声をいただきます。レーザーは適切に受ければとても効果があり安全だと思いますし、お気軽にできるレーザーフェイシャルもあります。ただ、入門編としては美白用塗り薬の外用もよいと思います。当院ではハイドロキノン、トレチノインを処方しており、大変好評です。
ハイドロキノン・トレチノインってどんな外用剤?
ハイドロキノンは特に炎症後色素沈着(ニキビ跡、日焼け跡など)や肝斑に有効です。化粧と一緒に使うことも出来ます。ケミカルピーリングやレーザーフェイシャル、Qスイッチレーザーと同時に行うとさらに効果が期待できます。副作用は少ないですが、まれに皮膚が赤くなる方も見えます。 ハイドロキノンは副作用が少なく、価格も安く、効果も一定以上あり、コストパフォーマンスに優れています。ご希望の方は診察時に医師にお申し出ください。
ニキビ跡、やけどの跡、虫刺されの跡が気になります。
こういった炎症の跡(炎症後色素沈着)にハイドロキノンは向いています。ほかに肝斑(かんぱん)にも効果が期待できますよ。
トレチノインは、ビタミンA(レチノール)の誘導体です。
ピーリング作用があり、表皮のターンオーバーを活性化させます。その結果、シミを皮膚の外に排出する効果があり、結果としてシミが改善します。また、皮脂の分泌を抑えたり、皮膚の張りや小じわの改善効果もあります。しかしながら副作用がかなりの頻度で認められ、赤くなる、皮むけする、ヒリヒリするなどがみられます。使用するうちに副作用はおさまっていきます。ハイドロキノンと併用することで十分な効果が発揮できます。
※当院では、トレチノインの副作用を気にされる方のために、マイルドな他のビタミンA外用(レチノファースト、レチノアドバンス)もご用意しております。
費用
【ハイドロキノン】 10g 2,200円(税込)
当院では、シミ改善効果のあるハイドロキノン4%、5%を扱っております。診察を受けないとハイドロキノンは処方できません。
【トレチノイン】 5g 1,650円(税込)
当院では、強力な美白剤であるトレチノインを低価格で処方しています。診察を受けないとトレチノインは処方できません。
よくあるご質問
ハイドロキノン・トレチノインでシミは治りますか?
すべてのシミに十分な効果があるわけではありませんが、炎症後色素沈着や肝斑(かんぱん)にはおススメです。ハイドロキノンとトレチノインの併用が最も効果を出すことができます。
レーザーとの効果の違いは?
外用薬ですので、レーザーほどの効果が期待できない場合もあります。しかし、肝斑などのくすみやニキビ跡などの炎症後色素沈着には、レーザーよりむしろ外用剤の方が向いている場合も多くありケースバイケースです。まずは診察を受けていただければと思います。レーザーと外用剤を併用すると最も効果が期待できるケースも多々ございます。
購入するにはどうしたらよいですか?
まずは診察を受けてください。皮膚病の診察のついでにご相談いただいて構いません!
ほかの美白クリームはありますか?
当院ではハイドロキノンにかぶれたり、妊娠中の方のために、ほかの美白向きのクリームもご用意しております。またトレチノインの副作用が気になる方にむけて、マイルドなビタミンA外用(レチノファースト、レチノアドバンス)を取り扱っております。